Pinterest (ティッカー: $PINS)は、自分の写真を共有したり、好みの写真を探したりできるサービスを提供する企業です。
現在の月間アクティブユーザーはなんと4億人を超えているということで、今後の伸びも期待できますね!
この記事では
Pinterestはどのようなサービスを提供する事業か
業績の推移
株価の動向
について、具体的にまとめます!
Pinterestはどのようなサービス?
ピンタレストの事業内容を一言で表すならば
画像特化型の検索エンジン
です。
Google検索にも画像検索機能はありますが、Pinterestは
自分が検索した画像を他の人に公開できる
同様に他の人の検索画像も調べることができる
お互い興味のある検索画像ジャンルについてコミュニケーションが取れる
関連ジャンルの画像検索結果も連鎖して見つけられる
というSNS機能も兼ね備えているところが差別化された点です。
そして収益源はFacebookなどど同様に、デジタル広告枠の販売となっています。
従来のSNSとは視点が違う
画像を投稿してメッセージを共有!というと真っ先にイメージされるのはFacebook、InstagramやTwitterなどの代表的なSNSですよね。
Pinterestは、これらのSNSとはユーザーのモチベーションが異なります。
InstagramやTwitterのモチベーションは、趣味や体験した出来事に関する内容を投稿して、周囲からの共感を得ようというのがユーザーのモチベーションです。つまり、過去の出来事を他の人にアピールする場と言えます。
一方、Pinterestはこれからユーザーがやりたいと思ったこと、例えば
「北海道に旅行に行く予定だけど、景色が良い場所はどこ?食べ物は何がオススメだろう?オススメのルートは?」
などどいったこれからやろうとしている未来の出来事に対して、他の人がオススメしている情報を画像を起点に取り入れられるツールです。
実際にPinterestで「北海道 旅行」で検索してみると、関連した投稿をしているウェブサイトとして次のような検索結果が表示されます。

気になった画像は「ピン(Pin)」という操作でお気に入り登録でき、ピンした画像には自動的に引用元のURLが連携されます。
例えば、右上の料理が気になるなと思い、「ピン」してみると、”その他のレシピ”や、”似ているピン”などのように、さらに深掘りして関連したウェブサイトが提示されます。
シームレスに検索が連鎖できるということですね。

検索結果に文字が無く、UIもシンプルなため、非常に使い勝手が良いのがメリットですね。数分操作するだけで慣れると思います。
業績の推移は?
ではこの革新的なサービス事業の業績はどうなっているのでしょうか?
これまでの3ヶ月決算推移を見てみましょう。以下の表の通りになっています。

売上高の推移は以下のグラフの通りです。前年度比に関しては毎回の決算で超えてきています。

営業利益は、長期に渡って赤字で推移しています。まだ成長途中の企業によく見られる傾向ですね。

現状では、もう一つ好決算が欲しいかなというような状況です。
関連銘柄が3Qで好決算
ここで新たに材料が発表されました。
Pinterestと似たような画像共有型のSNSサービスであるSNAP (ティッカー: $SNAP)が3Qで好決算を出しました。内容としては
売上高前年比52.1%増の679百万ドル
営業利益前年比26.7%増の-168百万ドル
営業利益は依然としてマイナスですが、売上の伸びが凄まじいです。コロナ禍でのSNS需要の増加が関連したと考えられます。
SNAPの株価はこの決算を受けて急騰しました。

Pinterestの現状の株価動向
投資家は当然他のSNS銘柄も同様に良い決算を出すだろうと考えます。
Pinterestの決算は10/29ですが、既に株価が急騰しています。

2Qの時は決算後に急騰していたのですが、今回はSNAPの決算結果も受けて、その動きを先取りしているように見えます。
よって、決算後はしばらくヨコヨコで、また次の決算前までに段階的に上昇していくかなというのが妥当な見解と思われます。
ちなみに今購入すると俗に言う「決算ギャンブル」という株価急騰・急落どちらにも振れるリスキーな状態になります。自己責任でお願いします笑
まとめ
今回の記事ではPinterestについて「サービスの内容」「業績推移」「株価動向」について整理しました。結論としては
革新的な画像特化型の検索エンジン提供サービス
利益は赤字も売上は増加傾向
他SNS銘柄の動きから10/29の決算は期待大!決算ギャンブルには注意を
です。重ねて言いますが、くれぐれも投資は自己責任で!
それではまた次の記事で